■社会人の「身だしなみ」とは
「身だしなみ」は社会人としての基本です。
「身だしなみ」は自分で良し悪しを決めるものではなく、相手や第三者が決めるものです。
1日の始めの朝礼は、自分の仕事の目標と段取りを明らかにし決意を新たにする神聖な機会、儀式であると同時に、自分の「身だしなみ」をチェックする、或いはチェックしてもらう良い機会です。
新人と呼ばれる期間に社会人にふさわしい真の「身だしなみ」を身につけて貰いたい。
また先輩社員に対しては正しい「身だしなみ」について新人を積極的に指導する必要がある。
■ 何故、身だしなみが重要か?
顧客が初対面の相手を信頼する要素で最も大きな要素は次の@〜Cでどれだと思いますか?
@第1印象(初対面の第1印象:数秒で決まる。) A態度、行動(熱意、行動、動作等) B話し方(言葉使い、話術等)
C話しの内容(内容の充実、深さ等の程度)
・・・・これはある保険会社が営業活動に際しての顧客調査結果ですが、最も大きな要素は@第1印象が55%、次いで話し方が38%であったそうです。
つまり、初対面の信頼関係は第1印象で決まることになります。
■ 第1印象は何で決まるか?
初対面の短時間で決まる第1印象は、まさに「身だしな」と「挨拶」で決まります。
その「身だしなみ」と「挨拶」の良し悪しは、「相手がどう思い、何を感じるかが基準であり、自分ではなく相手が決める。」ものです。
■ お洒落と身だしなみは異なる。
お洒落は「自分の好きなファッションを身につけること」であり、いわば「私」の立場であり、好き勝手に行っても個人の自由です。一方、身だしなみは「評価される自分を意識して正しく整えること」であり、これは「公」立場であり、社会人の義務です。
従って、休日の「お洒落」と就業中の「身だしなみ」を混同してはなりません。休日等に好きなファッションをするのは自由です。
しかしながら一端出社すれば自分の好きな「お洒落」は許されません。
社会人としての「身だしなみ」が仕事の基本であり義務です。