この上司について行きたいという気持ちをどうやって起こさせるのか?
部下は上司を選べません。
上司は部下を命令で動かすことができます。
しかし、部下はこの上司について行きたい、この上司の役に立ちたいという気持ちがなければ全力を発揮できず、 命令されたことしかできません。
ここがポイントです。
部下を動かす権限を有している上司がどのようにしたら部下が自ら動いて仕事をするようになるのか?
自ら考えて仕事をするようになるのか?
それは部下がこの上司について行きたいという気持ちが有るか無いかにかかっていると言っても過言ではありません。
この問題は私の海上自衛隊勤務における部下統率の究極の課題でもありました。
海上自衛隊の護衛艦乗り組みを始めたころ、リーダーシップの発揮に悩んでいた時、
旧日本海軍の大先輩に、“良き部下が良き上司になる。良き指揮官となりたければ良き部下となれ!”と指導され、
それはそうだと妙に感心した覚えがあります。
艦長、士官、下士官、海士(本書では任期制隊員を海士と呼称:アルバイト社員的立場)を組織体とする 文字通り運命共同体である海上自衛隊護衛艦のリーダー、リーダーシップ教育、日常の勤務の中には、 これらの課題を解決する多くのヒントや先人から伝わる貴重な教えが数多くあります。
「人を動かすリーダーの条件」(KKロングセラーズ)を出版いたしました。
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